妊娠確率は30%ほど、だからこそ夫婦円満がカギ
妊娠確率がどれほどであるのかを知らないことには、お子様の授かりにくいご夫婦では、解決策を見出しえないことでしょう。
1回の性行為での妊娠確率は一般的にごく普通の健康な夫婦が、排卵期に性行為をもったとしても、1周期あたりの妊娠の確率は高々30%といわれています。
しかし、周期あたりの妊娠確率が低くからといって、性行為を積み重ねないことには、妊娠確率は上がっていきません。
そして、妊娠可能な時期に入ったことを知る方法としては、唾液検査、膣分泌物、ClearPlan Easy Fertility Monitor、超音波検査などがあります。
これらはエストロゲンが上昇してきたことを知る方法です。時期を逸することはありませんが、最も確率が高い時期を知ることはできません。
また、排卵時期を知る方法としては、基礎体温、尿中LH検査もあります。
LHサージを利用する方法です。最も確率が高い時期を知ることができますが、時期を逸してしまう可能性があります。
従いまして、この2つを組み合わせるとより妊娠する確率を高くすることができるといえるでしょう。
妊娠確率を知ると、普段から夫婦生活がほとんどないと、排卵日辺りに仲良くしても、妊娠する確率がすごく少ないということはわかりましたね。
だから妊娠確率を高めるには夫婦円満が良薬なのです。しかし、今日の社会的現象や生活習慣などで、妊娠の確率が低くなるように思えます。
不妊症という問題があります。
不妊症とは?
妊娠確率が低いがゆえに不妊症で悩んでおられる夫婦が多くおられます。
不妊症には原発性不妊と続発性不妊といわれる、今まで1度も妊娠したことがない状態での妊娠できない場合か過去に妊娠・分娩を経験した人が、その後妊娠しない状態での妊娠できない場合をいうのです。
このようなご夫婦は、どのようなタイミングで検査を受ければ良いのかということが問題になります。
妊娠確率が低いのは、高齢出産が多くなっていることも重大です。
もし、結婚生活2年が過ぎても妊娠に至らない健康な夫婦であるとほとんどが不妊症に悩んでいるのです。
今すぐにでも検査を受けてみる必要があるでしょう。
累積妊娠確率の1年目と2年目の差がわずかに数パーセントであることを考えると、検査や治療の開始を2年目まで引き延ばす理由は何もないと思われるからです。
晩婚であればなおさらです。妊娠確率の高い時をチェックしても避妊をせずに1年を経過して妊娠しない場合は、晩婚の方は、まず不妊症を疑って産婦人科を受診した方がよいのではないでしょうか。
しかも人工授精の妊娠率は、だいたい5%から10%ほどといわれています。
妊娠確率の高め方がわかり、健康な夫婦生活を送っていて、妊娠しないようであれば、すぐにでも産婦人科に行って、人工授精についても知る必要はあるのではないでしょうか?